2012年11月25日日曜日

貴婦人ジェンティルドンナがオルフェーヴルをハナ差で抑え牝馬三冠馬としてジャパンC初制覇

中央競馬には俗に 牝馬三冠 と呼ばれる称号があります。 1986年に メジロラモーヌ が桜花賞、優駿牝馬、エリザベス女王杯全てに勝利を収めた際に マスコミが命名したものとされますが、 1996年にはエリザベス女王杯から秋華賞へとシフトしたため 現在、桜花賞、優駿牝馬、秋華賞を制した馬に与えられる称号となっています。

牝馬三冠馬は現在以下の4頭となっています。

  • 1986年:メジロラモーヌ
  • 2003年:スティルインラブ
  • 2010年:アパパネ
  • 2012年:ジェンティルドンナ
the 71th Japanese Oaks(tilt shift)

かたむき通信には今年2012年 ジェンティルドンナGentildonna) の勝利を桜花賞 〔K1〕 及び優駿牝馬 〔K2〕 について記しました。 その後彼女は2012年10月14日に第17回秋華賞を制して牝馬三冠の栄誉に浴していたのです。 そして2012年11月25日の本日満を持して第32回ジャパンカップに臨んだのでした。

2012年10月8日月曜日

オルフェーブル日本勢の悲願ならず凱旋門賞2着~ゴール直前にソレミアにかわされる

あと僅かでした。 フランス凱旋門賞に日本の期待を一身に背負ったクラシック三冠馬 オルフェーヴル はゴール前でフランスの4歳牝馬ソレミアにかわされてしまいました。 それでも過去12頭が挑戦した凱旋門賞に 1999年のエルコンドルパサー及び2010年のナカヤマフェスタに並び 日本馬タイ記録の2着を獲得して見せました。

2012年第91回凱旋門賞は10月7日ロンシャン競馬場の芝2,400mで施行、 現地時間16時25分、日本時間では23時25分、18頭立てにて発走しました。 そして勝利したのはフランス地元の有利を生かした ソレミアSOLEMIA) でした。 賞金総額は400万ユーロ、本日2012年10月8日相場で日本円に換算して約4億1千万円、 1着賞金の228万560ユーロ、日本円で約2億3千4百万円がソレミアに与えられます。

ブローニュの深い森でさえ吸い込みきれない大歓声の中ゲートが開き、 序盤緩やかな坂を登る中、オルフェーヴルを駆る赤い帽子のスミヨン騎手は後ろから2番手を選択しました。 先頭はマスターストロークが先行しています。 坂の頂上から下りに入るもオルフェーブルは後ろから2、3番手を維持します。 偽りの直線、ホルスストレートに入りオルフェーブルはジワジワ番手を上げ、 コーナーを抜けて最後のストレートに入りました。 前半抑えたオルフェーヴルは残り300mで満を持して先頭に踊り出ました。 残り50mにオルフェーブルは見る者に勝利を確信させました。 そしてこのまま首位でゴールを駆け抜けるかと思われたゴール直前、 外から追い上げたソレミアの末脚にホンの僅かハナ差でかわされてしまったのでした。 遂に悲願の達成は今回もならなかったのです。 ゴール直前での逆転は実に残念でしたが、これも勝負です、致し方のない処でしょう。 オルフェーヴルの遠い異国の馴れぬ環境の中での健闘を讃えたいと思います。

2012年9月17日月曜日

オルフェーブル世界一へ好調な滑り出し~凱旋門前哨戦フォワ賞勝利

勝っても 〔K1〕 負けても 〔K2〕 更には同じ血統の馬が勝った時さえ 〔K3〕 かたむき通信に取り上げたのはそれが日本の最強馬 オルフェーブル であればこそでした。

今回の勝利はまた一味異なると言うのも それが海外、フランス国での勝利であり、 競走馬世界一を決めるレース、 凱旋門賞 の前哨戦であるからです。 2012年第58回 フォア賞Prix Foy) にオルフェーブルが勝利したのです。

GIIレースのフォア賞が凱旋門賞の前哨戦と目されるのは 凱旋門賞が開催されるロンシャン競馬場の芝2,400mと正しく同条件で開催されるレースだからです。 日本馬が同レースに勝利したのは以前に1度、 実に前世紀1999年のエルコンドルパサー以来ですから13年振りとなりました。 此の年10月3日、エルコンドルパサーは第78回の凱旋門賞で蛯名正義騎手騎乗で 見事2着に食い込んで見せましたからこの前哨戦の重要さも分かろうと言うものです。 従って日本で史上7頭目のクラシック三冠馬であることも併せ オルフェーブルへの地元での期待も高まっているとされます。

2012年8月23日木曜日

ワールドサラブレッドランキング首位のフランケルが無傷の13連勝

IFHA国際競馬統括機関連盟) が今年2012年2月1日から8月5日迄に施行された 世界の主要レースの結果に基づいた ワールドサラブレッドランキング を発表しました。 JRAから当該ニュースが配信され 〔※1〕 、結果データもPDFファイルで ワールドサラブレッドランキング(46kB) として用意されています。

最新同率48位までのサラブレッド名とそれらの 2011年7月31日から8回に及ぶランキングデータが中には含まれていますが 以下に最新の同率23位迄のものを引用します。

2012年6月25日月曜日

第53回宝塚記念オルフェーブル制し5冠、世界を視野に~ネコパンチ穴ならず

クラシック三冠馬となるも調子を崩していた オルフェーブル が遂に復活の狼煙を上げました。 2012年6月24日、第53回宝塚記念GIレースを制して5冠馬となりました。

本ブログに2012年4月15日 ゴールドシップ2012第72回皐月賞を制す、血統はオルフェーヴルと同じ黄金配合 を伝えたのは去年のオルフェーブルの強さ故でした。 父親がステイゴールド、母親の父がメジロマックイーンと言う配合が オルフェーヴルと同じとして ゴールドシップ の勝利も宜成る哉、と記事にしたのでした。

しかし当のオルフェーブルは今年2012年になって 3月18日には第60回阪神大賞典で2着、 今回の競走の前走となる4月29日の第145回春の天皇賞では何と二桁11着に沈んでいたのです。 この時はかたむき通信にも2012年4月29日 2012春第145回天皇賞ジンクス通りオルフェーヴル破れビートブラックが重賞初制覇 として報じたものです。 去年の三冠馬のスランプ此処に極まれり、と言った感がありました。

2012年6月17日日曜日

母親エアグルーヴ同様マーメイドステークス制覇のグルヴェイグ~ディープインパクトに父の日のプレゼント

本日父の日に当たってか又もや父親としての冥加が ディープインパクトに齎されました。 孝行娘の名は グルヴェイグ 、4歳牝馬です。

かたむき通信にはディープインパクト産駒の重賞勝利について その杞憂から払拭、大暴れまでについて以下に配信しました。

そしてまたグルヴェイグが父の日のプレゼントにでしょうか、 本日2012年6月17日に阪神競馬場で開催されたGIIIレース 第17回マーメイドステークス を制覇して見せたのです。

マーメイドステークスは1996年に創設され、 今年で第17回を迎えるサラ系牝馬3歳以上で実施されるレースです。 芝2,000メートルで施行され 賞金総額は6,660万円、1着には3,500万円が与えられます。

2012年6月3日日曜日

第62回安田記念は去年2着のストロングリターンが勝ってGI初制覇

日本競馬の発展に与って力の有った日本中央競馬会初代理事長である 安田伊左衛門氏を記念して1951年(昭和26年)創設されたのが 安田記念 で、あり正式には農林水産省賞典安田記念と表記されます。

安田記念は重賞GI競走であり芝1,600Mで施行されます。 本日2012年6月3日に東京競馬場で第62回が開催されました。 1番人気のサダムパテックのオッズは単勝の6.6倍、 グレード制導入以来、最低の数値を示す人気馬不在の大混戦です。 この春のマイル最強古馬の決定戦を制したのは ストロングリターン 、G1初制覇でした。

去年第61回安田記念は堀宣行調教するところのワンツーフィニッシュを決めました。 その時クビ差で リアルインパクト に花を持たせた2着馬こそ ストロングリターンだったのです。 今年は自らの順番だとばかり逆に2着にクビ差を以て勝利して見せました。 リアルインパクトは残り300M地点で一旦先頭に立つも最終的には6位に沈んでいます。

2012年6月2日土曜日

第70期名人戦森内名人対羽生王位、第5局を制し森内名人名人位に王手

第70期名人戦は今年2012年名人位成立より400年、 即ち初代大橋宗桂名人が徳川家康公より名人位を受けてからちょうど400年にあたります。

この節目たる今期は森内俊之名人(41歳)と挑戦者の羽生善治王位(41歳)の間に 2012年4月10日第1局の開始より激しく争われています。

いえ、名人戦は2002年からこの10年、以下の如く

  • 2002:森内俊之名人
  • 2003:羽生喜治王位
  • 2004:森内俊之名人
  • 2005:森内俊之名人
  • 2006:森内俊之名人
  • 2007:森内俊之名人
  • 2008:羽生喜治王位
  • 2009:羽生喜治王位
  • 2010:羽生喜治王位
  • 2011:森内俊之名人

両氏のみしかその栄冠位を手にしておりませんので 10年前より争われるべくしてこの400年の節目を順当な 二人で争うことになったとも言えるでしょう。

2012年5月13日日曜日

第7回ヴィクトリアマイルを制した勝利の女神はホエールキャプチャ~6度目の正直でGI初勝利

ヴィクトリア(Victoria) とはローマ神話に登場する勝利の女神ことで これをレース名の由来とするからには牝馬のマイラー女王決定戦と言うことになるでしょう。 中央重賞GIの ヴィクトリアマイル はサラ系古馬オープン牝馬定量芝1,600mで施行される競走にて 本日2012年5月13日に第7回が東京府中競馬場で開催されました。

2006年に開設のヴィクトリアマイルは今年で第7回と歴史は浅いものの ダンスインザムード、ウオッカ、ブエナビスタ等の牡馬とも互角以上に渡り合った 牝馬の出走、勝利で今や秋のエリザベス女王杯と対となる 春の古馬女王決定戦 として目され僅か2週間後に 東京競馬場の芝1600mと同条件の安田記念の前走としても機能する競走ともなっています。

2012年5月6日日曜日

第17回NHKマイルカップはカレンブラックヒルが騎手、調教師と共にGI初制覇

NHKマイルカップは創設が1996年、 今年、2012年でまだ第17回と歴史が浅いように見えますが その前身としてNHK杯が1953年から43年間施行されていました。 当初はダービーに出場権の無い外国産馬の最大目標という位置付けでしたが 東京優駿が外国産馬に開放されると3歳馬のマイル最強決定戦へとその位置付けが変わってきたレースです。

NHKマイルカップは東京競馬場の芝1600mで施行されるマイルレースで かたむき通信に2012年4月22日に 古豪シルポートが混戦の第43回読売マイラーズカップ2012を制し連覇達成 にてお伝えした読売マイラーズカップが 古馬のレースでしたが此方は3歳馬限定のレースとなっており、 タニノギムレット、キングカメハメハ、ディープスカイなどが これに勝った後に東京優駿に勝利しています。

2012年4月22日日曜日

古豪シルポートが混戦の第43回読売マイラーズカップ2012を制し連覇達成

京都競馬場芝1,600mを本日2012年4月22日逸早く駆け抜けたのは、 何と去年の勝ち馬 シルポート でした。 第43回読売マイラーズカップを去年に続き連覇し、 1着賞金5,500万円を獲得したのです。

読売マイラーズカップの賞金総額は1億480万円、重賞GIIに格付けされます。 1970年に古馬により競われるマイラーズカップとして創設され、 当初は阪神競馬場で開催されていました。 度々京都競馬場で開催されもしましたが、今年2012年より基本的な施行場とされました。 正式名称が現在のものに変更されたのは1980年で、 その6年前1974年より読売新聞社より優勝杯の提供を受け、 読売杯マイラーズカップに名称変更されていたものを受けたものですが、 現在もマイラーズカップと呼び親しまれています。

現在平地でのレースは800mから3,600mの距離で開催されますが、 競走馬はその距離適正から屡

  • スプリンター:6ハロン(約1200m)前後の距離
  • マイラー:1マイル(約1600m)前後の距離
  • ステイヤー:長距離(2800m以上)
と分けられ呼ばれます。 この読売マイラーズカップはその名のとおり 1,600mで開催されるマイラーの速さを競うレースとなっています。

このマイラーズカップに於いてはマイラーの始動レースでもあり、 同じくマイルレースのGI安田記念を目標とし、 GIIIダービー卿チャレンジトロフィーや これは1,400mですがGIIの京王杯スプリングカップなどの前哨戦に位置付けされます。

2012年4月15日日曜日

ゴールドシップ2012第72回皐月賞を制す、血統はオルフェーヴルと同じ黄金配合

千葉県船橋市中山競馬場で第72回皐月賞が 本日2012年4月15日開催されました。 皐月賞は重賞 (GI) レースで正賞は内閣総理大臣賞及び日本馬主協会連合会会長賞、中山馬主協会賞、 賞金総額は1億7500万円で1着賞金は9700万円となっています。 中山での皐月賞開催は去年2011年の東日本大震災により2年振りとなっています。

レースは11R2,000メートル芝18頭で行われ 前日14日発売の午後5時半の最終オッズでは単勝で グランデッツァが3.7倍で1番人気、 ワールドエースが4.0倍、 ディープブリランテが6.0倍、 ゴールドシップが6.9倍 となっていました。

そして午後3時40分発走、 最もはやい馬が勝つ と言われる皐月賞を制したのは4番人気の ゴールドシップ でした。

2012年4月8日日曜日

ジェンティルドンナ桜花賞2012を制し父ディープインパクトのジンクスを破る

桜前線が北上する頃 桜花賞の季節がやってきました。 本日2012年4月8日開催の桜花賞を制したのは ジェンティルドンナ(Gentildonna) でした。

ジェンティルドンナ 2014秋天皇賞 パドック

ジェンティルドンナは彼の武豊騎手に、 走るというより飛んでいる と謂わしめた名馬 ディープインパクト の産駒です。 実は去年2011年4月10日に桜花賞を制したのもディープインパクトの産駒 マルセリーナ でしたから、桜花賞ディープインパクトの産駒連覇となりました。

ディープインパクトは謂わずと知れた無敗三冠馬で2005年には

  • 皐月賞
  • 日本ダービー
  • 菊花賞
を制し、その年の有馬記念に土を付ける迄敗れたことがありませんでした。 また引退する迄も黒星はフランス遠征の凱旋門賞を加えた僅か二つです。 2006年12月24日には去年の雪辱を果たすべく有馬記念を悠々と一着で駆け抜け引退したのです。

2012年3月26日月曜日

カレンチャン優勝の高松宮記念開催中京競馬場のグランドオープンで活躍のSKE48松井玲奈さん、AKB48篠田麻里子さん

中央競馬のG1では唯一4大場である東京、中山、京都、阪神以外で開催される 高松宮記念 が昨日2012年3月25日、 カレンチャン の昨年のスプリンターズSに続く、スプリントG1連覇で幕を閉じました。 池添謙一騎手騎のカレンチャンは2番人気で牝の5歳馬、 栗東・安田隆行厩舎で父クロフネ、母スプリングチケットの血統を持ちます。

高松宮記念は開催は4大場ではない 中京競馬場 で芝1200メートルで施行されます。 競馬ファンは勿論ご存知でしょうが、 実はこの中京競馬場は2010年から2011年に掛けて 距離設定が大幅に変更、直線に坂が設けられるなど 全面改造工事が行われているのでした。

そしてその中京競馬場のリニューアルの宣伝に活躍するのが 国民的アイドルグループ AKB48 のじゃんけん選抜に優勝した 篠田麻里子 さんと、その姉妹グループとして名古屋、栄を本拠に活動する SKE48 のエースでW松井の一翼、 松井玲奈 さんです。

どんなテレビコマーシャルに仕立てられているのかとても興味がありますね。 中京競馬場 公式チャンネル があり其処には7本のお二人の出演する動画が用意されています。 先ずは公報大使としてのお二人の初仕事になる動画から見てみましょう。

2012年3月19日月曜日

Bloggerのカスタムドメイン機能を利用する

頃日Blogger界隈が大変な騒ぎとなっているのがドメインの問題です。 今迄 blogspot.com で運用されていたものが日本では blogspot.jp にリダイレクトされてしまうのです。 ネット上にはこの動きは2012年3月から見られる模様です。

この件に関してはGoogle自身が説明とも取れるBloggerヘルプページ ブログが国別の URL にリダイレクトされる理由 を用意しており詳細な説明がなされています。

ドメインと言えばそれこそGoogle検索エンジンでは ホームページ作成浜松Tipsの2008年4月28日の記事 Amit Singhal氏が明らかにしたアルゴリズムQDF にある通り エイジング・フィルタ と言う 長く使用されているドメインほど信用される 概念が適用されていると言います。 ドメインは財産である訳ですね。

またことはドメインの信頼性だけに留まりません。 Plus One Worldブログさんの2012年3月の記事 俺の+1返せ!ヽ(`Д´)ノウワァァァン!! URLリダイレクトでBloggerブログが悲惨なことに…… ではどうやらソーシャルボタンに蓄積されたカウント数がクリアされてしまっているようなのです。 そうとなればこれは特に長くBloggerを運営している方には大きな痛手となり兼ねません。

これに対する対応策としては矢張り 独自ドメインでブログを運用することでしょう。 Bloggerでは以前はFTP公開とカスタムドメインの2種類の独自ドメインの運用方法が用意されていましたが、 からくり手帖2012年3月17日の記事 かつてBloggerはFTP公開が可能だった に書いたようにFTP公開機能は廃止されましたので 若しBloggerブログシステムを利用しながら独自ドメインを採用したいとなれば 必然的にカスタムドメイン機能を利用することになります。 実は上にも記した ブログが国別の URL にリダイレクトされる理由 でGoogle自身が この変更はカスタム ドメインには影響しません。 ときっちりと明言してくれてもいるのでお墨付きの対策です。

上にも書きましたように一応は歴史のあるドメインの方が信用されることあり、 このからくり手帖も2012年3月2日に開始したばかりですが 19日の本日より独自ドメインに移行しようと思います。

2012年3月17日土曜日

新しいBloggerインターフェースへの移行

一つ前のからくり手帖記事 かつてBloggerはFTP公開が可能だった に書いた通り 2010年5月1日よりBloggerでは、FTP公開はサポートされなくなりました。 そこで多少のこれでノスタルジーも感じるものの 過去の管理ページに拘る必要もなくなったとして 新しい管理ページに移行することを検討すると結びましたが、 思い立ったら善は急げ、前の記事を書いたと同日 2012年3月17日本日中に移行してしまうことにしました。

さてこの新しいBloggerインターフェース、 ネットで調べてみても実際いつから運用に至ったものかはっきりしません。 Webアプリの常のこと、どうやら気付いてみたら 新規機能である新Bloggerインターフェースが使えるようになっていた、 といった感じで、どうやらその時期は2011年9月辺りのことのようです。

さてさて実際移行に際して何を実施すべきなのか? それは至って簡単でした。 新しい Blogger インターフェースを使ってみる なるリンクをクリックするだけで、 そのリンクはBlogger管理画面のダッシュボードに下の図の如く用意されていました。

これをクリックする前が下の図です。 古いBloggerインターフェース画面になります。

そしてクリックした後が下の図です。 新しいBloggerインターフェースになりました。

随分モダンな感じになった気がします。 同時にどのメニューが何処へ行ったのが少々戸惑うのも確かです。 徐々になれて行くしかありませんね。 因みに去年2011年9月からの採用と未だ新しい機能だからか FTP公開機能のように既に古いBloggerインターフェースが使えなくなっているのではなく いつでも戻れるようになっているのがなかなか行き届いていると思います。 流石Google社はそこら辺りWebアプリ提供に手馴れたものだと思います。 古いBloggerインターフェースに戻るには右の図にあるように 管理画面ダッシュボードの右上に用意される歯車型アイコンをクリックして プルダウンされるメニューの中から Bloggerの以前のインターフェースを使用 リンクをクリックするだけです。

勿論この記事は新しいBloggerインターフェースの投稿画面から書いています。 先ずはプレビュー機能が別画面で開き実際に投稿されたままで 確認出来るように現代的になったのが嬉しい処です。

かつてBloggerはFTP公開が可能だった

からくり手帖は2012年3月2日にGoogle社のブログシステム Bloggerを利用してスタートしました。 その時の最初の記事が Bloggerを再開して新ブログからくり手帖を開始してみる で、タイトルに再開とある通り開始時点で既に Bloggerシステムには登録ブログが一つ見えています。 もう少しはっきり分かるように下に画面を構成し直して掲載します。

ブログタイトルを The Village of USAINU と称し2008年3月19日に投稿を1件だけしています。 当時様々なブログシステムが登場する中で Google肝煎りのブログシステムBloggerがどんなものか 試してみたかったことを覚えています。

今回Bloggerを再開するにあたり勿論 そのブログがどんなものだったか確認してみようとしました。 しかしブログを表示しようとすると 見付からない旨のエラー表示がブラウザになされます。 ではと、新規の投稿しようとして見た時に出力されたのが下の画面です。

此方もエラー出力、文字を見て見れば

Blogger では、FTP 公開はサポートされなくなりました。

Blogger では、 2010/05/01 をもって FTP 公開のサポートを終了しました(詳細)。 Blogger でブログを運営する場合 FTP 移行ツールをご使用ください。
と出力されています。 思い出しました。 当時は画期的と思われた独自スペースでブログを運用出来るBlogger独特のシステム FTP公開 機能を利用していたのでした。

迂闊にも今になってネットを検索して見れば 当時かなりの騒ぎになった様子を見て取れます。 the BLOG HERALDの2010年1月25日の記事 Blogger、FTPのサポートを3月26日に打ち切り に依れば2ヶ月の猶予を以て移行が予告され それは既にちょうど2年前に実施されていたのでした。 2008年に設置したBloggerブログはまったく放置でまったく知る由もないことでした。 ご丁寧に移行ツール迄用意されている訳ですから Google側もことの重大さに可也の配慮をしたのだと思います。

また実際にFTP公開機能を利用していたブロガーさんも見付かり、 クリボウの Blogger Tipsさんに於ける当時2010年1月31日の記事 Blogger、FTP 経由公開のサポートを停止へ には困惑が見て取れます。 矢張りBlogger利用者には余りに急だという声が上がったのでしょうか FTP経由公開機能のサポート期日が、the BLOG HERALDで伝えられた2010年3月26日から 1ヶ月強延長された2010年5月1日に延期されたことも此方では伝えられています。 またこの記事には当時の事情も詳しく 2007年1月5日に、カスタムドメイン機能が導入されて3年を経た時点で FTP経由公開ブログのユーザーは全体の0.5%に迄減少したことで廃止が決定されたそうです。 カスタムドメインはBloggerシステムに於いて 独自ドメインでブログ運営出来るシステムです。 Googleとしてはカスタムドメインへ開発リソースを一本化して効率化を図りたかったようです。

独自ドメインが利用出来るのがFTP公開の旨みであって、 独自ドメインを利用するには当時それを用意している 無料ブログシステムは他になかなか見当たらなかったように記憶しています。 今でも独自ドメインには独力でサーバーを用意してWordPressなどの ブログソフトウェアをインストールするように或る程度のスキルを要するか、 若しくは有料のサービスで、ということになるでしょう。 当時普通のホームページのようにFTPで公開作業をした上に独自ドメインが利用出来ることは 或る程度Webに馴れた人間に取っては実に魅力的だったのですね。

さて、以上鑑みて翻ってこの2008年設置のブログについて考えて見る訳ですが、 ご覧の通り試験的にアカウントを取得して投稿した1件の記事だけのブログです。 先ずは内容も覚えておらず未練も無く消してしまっても惜しくはありません。 これは記念としてブログシステムの中にリンク切れのまま残しておくのも一興でしょう。 そして新しくからくり手帖をBloggerブログシステムの中で運用して行くことにしましょう。

Bloggerを再開するに辺ってはGoogleアカウントで久し振りに 開いて表示されたままの古いBloggerインターフェースを用いていたのですが、 これには多少ノスタルジーもあるものの、 既に古いブログとの連関を図る必要もありませんから 2011年9月に一新されたという 新しいBloggerインターフェースに移行することを検討してみることにします。 これにはBloggerを再開してみて少しづつそのシステムを弄って見れば 例えばブログ記事に於いては今や有って当然の追記をどう使うのか調べて見れば GoogleのBloggerヘルプ記事 「追記機能」の概要を作成する などを見てみればそれは新しいインターフェースを利用しなければならないようでした。 このような問題などもあり先ずは新しいBloggerインターフェースに移行することになると思いますが、 ご覧になる読者に取っては何の変わりもありませんのでご安心を。

2012年3月2日金曜日

Blogger投稿エディタの自動改行を無効化する

このからくり手帖以外にも運用している 慣れたブログシステムではHTMLを手打ちで入力する、 このBLoggerに於けるHTMLの編集 に相当する方法で投稿記事を書いています。

この際入力中の記事を見やすくするために頻繁に改行をします。 しかしBloggerの初期状態ではHTML編集でタグを直書きするようになっているにも関わらず この改行が目に見えない <br> タグとなって、 そのまま公開ブログ記事でも改行された状態となってしまいます。

この目に見えない厄介な編集画面に於ける改行を 公開記事で改行として扱われてしまわないようにする設定があります。

その設定を行う為には Bloggerの管理画面の 設定 タグを選択して表示される フォーマット をクリックします。 すると下のような画面が表示されます。

スクロールして見られる上の図に於いて画面中盤に 改行の変換 項目があります。 初期設定ではこれが はい になっていると思います。 これを いいえ に切替え、画面最下部のオレンジ色の 設定を保存 ボタンをクリックします。

これでHTML編集画面でいくら改行を行っても 公開ブログ記事では一行に連なって表示される筈です。 公開ブログ記事で改行を行いたい場合は 改行したい箇所に改行タグ <br> を書き込みます。

Bloggerで400px以上の大きさの画像をぼけないように表示する

Bloggerの投稿画面で記事内に画像をアップロードすると 画像が大きい際は自動的に縮小が掛かってしまうようです。 どうやらその大きさの閾値は縦横共最大幅が400pxでもあるようです。 また自動的にリンクが設定されて記事内の画像をクリックすると 元の大きさの画像が表示されるようになってもいるようです。

前回の投稿(Bloggerを再開して新ブログからくり手帖を開始してみる)ではそれを嫌ってHTMLタグを直接書き換えました。画像を投稿すると以下のようなHTMLソースが生成されますから前後のリンクタグを外し、CSSスタイルの幅と高さを元の数値に置き換えたのです。

<a href="http://3.bp.blogspot.com/-bwGrUj0xefE/T0-ls9I2-xI/AAAAAAAAAMo/oROO2LxUy6Q/s1600/restart_blogger4.120302.gif"><img style="width: 400px; height: 346px;" src="http://3.bp.blogspot.com/-bwGrUj0xefE/T0-ls9I2-xI/AAAAAAAAAMo/oROO2LxUy6Q/s400/restart_blogger4.120302.gif" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5714968643900996370" /></a>

具体的には上のソースを下のソースのように書き換えました。

<img style="width: 430px; height: 300px;" src="http://3.bp.blogspot.com/-bwGrUj0xefE/T0-ls9I2-xI/AAAAAAAAAMo/oROO2LxUy6Q/s400/restart_blogger4.120302.gif" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5714968643900996370" />

しかしこの方法では縮小された画像を無理矢理引き伸ばしていることになりますから必然的に画像はぼけて眠いものになってしまいます。この方法でいくならば画像のソースリンクも換える必要があったわけです。リンクタグ内のソースリンクをイメージタグ内のソースリンクと置き換えたものが以下になります。

<img style="width: 430px; height: 300px;" src="http://3.bp.blogspot.com/-bwGrUj0xefE/T0-ls9I2-xI/AAAAAAAAAMo/oROO2LxUy6Q/s1600/restart_blogger4.120302.gif" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5714968643900996370" />

どうやらソースリンクのパスの途中、s400をs1600と書き換えればいいようです。

この方法で前回の投稿の画像表示を差し替えた記事が以下になります。

最近Bloggerが大変使い勝手がよくなっていると聞いてどれほどよくなっているのか確かめたくなりました。数年前にひとつ拵えたきりですけれどもそれとは別に今回改めて新規にブログを公開してみようと思います。

最初のお題は今やろうとしているそのもの、Bloggerでのブログの新規作成方法にしてみます。

Googleでアカウントを持っていればBloggerは直ぐに開始出来るのが良い処ですね。下の図はGmailに於いて上のメニューのもっと見るをプルダウンしてみた場面です。確りBloggerもメニューに入ってくれていますので選択します。

するとBloggerダッシュボードという管理画面に遷移します。下の図がそれです。以前拵えたブログが確り残されています。

右上にあるブログを作成リンクをクリックすると愈々ブログ作成開始です。先ずは名前とURLを決める作業です。その画面が下です。

名前はからくり手帖としました。URLはbloggerで与えられるドメインであるblogspot.comの前の所謂ホスト名に当たる部分です。ブログ名に合わせてkarakuriとして念のため、使用状況をチェックリンクをクリックしたらこのブログアドレスは使用できませんと表示されてしまいました。一般的過ぎたようです。

手帖の部分を補ってkarakuribookとしたら緑の矢印で示すようにこのブログアドレスは使用できますと了承されたので認証キャプチャを入力して次へ矢印をクリックします。そして表示されたのが下のテンプレート選択画面です。

最初のテンプレートを選択しますのように最初とありますから、後で変更が可能な訳で、カスタマイズの容易だろう右下のシンプルを選択しました。そしてまた次へ矢印をクリックすると下の図の様にブログが作成されました画面に遷移します。これで新たなブログが作成されたことになります。今やどのブログシステムでもブログ作成はとても簡単です。新規ブログを作成するとき一番大変なのはブログ名を決めることになると言っても良いかも知れません。

上の画面でブログを開始するアイコンをクリックします。 すると下の図の様なブログ記事投稿画面に遷移します。既に名前は先ほど決めたばかりのからくり手帖が使われています。

本記事はこの投稿画面に向かって書き始めたものです。

確り元画像と同じ表示となってくれたことで閲覧者の皆さんに眠い画像をお見せしなくて済みそうです。

Bloggerを再開して新ブログからくり手帖を開始してみる

最近Bloggerが大変使い勝手がよくなっていると聞いてどれほどよくなっているのか確かめたくなりました。数年前にひとつ拵えたきりですけれどもそれとは別に今回改めて新規にブログを公開してみようと思います。

最初のお題は今やろうとしているそのもの、Bloggerでのブログの新規作成方法にしてみます。

Googleでアカウントを持っていればBloggerは直ぐに開始出来るのが良い処ですね。下の図はGmailに於いて上のメニューのもっと見るをプルダウンしてみた場面です。確りBloggerもメニューに入ってくれていますので選択します。

するとBloggerダッシュボードという管理画面に遷移します。下の図がそれです。以前拵えたブログが確り残されています。

右上にあるブログを作成リンクをクリックすると愈々ブログ作成開始です。先ずは名前とURLを決める作業です。その画面が下です。

名前はからくり手帖としました。URLはbloggerで与えられるドメインであるblogspot.comの前の所謂ホスト名に当たる部分です。ブログ名に合わせてkarakuriとして念のため、使用状況をチェックリンクをクリックしたらこのブログアドレスは使用できませんと表示されてしまいました。一般的過ぎたようです。

手帖の部分を補ってkarakuribookとしたら緑の矢印で示すようにこのブログアドレスは使用できますと了承されたので認証キャプチャを入力して次へ矢印をクリックします。そして表示されたのが下のテンプレート選択画面です。

最初のテンプレートを選択しますのように最初とありますから、後で変更が可能な訳で、カスタマイズの容易だろう右下のシンプルを選択しました。そしてまた次へ矢印をクリックすると下の図の様にブログが作成されました画面に遷移します。これで新たなブログが作成されたことになります。今やどのブログシステムでもブログ作成はとても簡単です。新規ブログを作成するとき一番大変なのはブログ名を決めることになると言っても良いかも知れません。

上の画面でブログを開始するアイコンをクリックします。 すると下の図の様なブログ記事投稿画面に遷移します。既に名前は先ほど決めたばかりのからくり手帖が使われています。

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