2012年4月8日日曜日

ジェンティルドンナ桜花賞2012を制し父ディープインパクトのジンクスを破る

桜前線が北上する頃 桜花賞の季節がやってきました。 本日2012年4月8日開催の桜花賞を制したのは ジェンティルドンナ(Gentildonna) でした。

ジェンティルドンナ 2014秋天皇賞 パドック

ジェンティルドンナは彼の武豊騎手に、 走るというより飛んでいる と謂わしめた名馬 ディープインパクト の産駒です。 実は去年2011年4月10日に桜花賞を制したのもディープインパクトの産駒 マルセリーナ でしたから、桜花賞ディープインパクトの産駒連覇となりました。

ディープインパクトは謂わずと知れた無敗三冠馬で2005年には

  • 皐月賞
  • 日本ダービー
  • 菊花賞
を制し、その年の有馬記念に土を付ける迄敗れたことがありませんでした。 また引退する迄も黒星はフランス遠征の凱旋門賞を加えた僅か二つです。 2006年12月24日には去年の雪辱を果たすべく有馬記念を悠々と一着で駆け抜け引退したのです。

それから種牡馬として多くの産駒を輩出しましたし、 産駒はマルセリーナに見られる如く重賞を獲得してもいましたが、 遺憾ながら重賞を重ねる産駒が居なかったのです。

今年GI桜花賞を制覇したジェンティルドンナは 年頭1月8日には京都競馬場でGIIIのシンザン記念を制していたのでした。 ジェンティルドンナは桜花賞を制すると同時に 父ディープインパクトの産駒に重賞2勝馬は誕生しないという 嫌なジンクスとなりそうな噂を一蹴しもしたのです。 実に親孝行な娘とも言えそうですね。

因みに今年桜花賞の賞金総額は1億6,890万円、 そして優勝は8,900万円、 Gentildonnaとはイタリア語で貴婦人、を意味するとのことで こんな優雅な名前を付けてくれた恩返しか、 馬主さんにとっても孝行娘と言えそうです。

追記 (2012年5月21日)
ジェンティルドンナが第73回優駿牝馬を制したのを受け ジェンティルドンナ圧巻オークスで5馬身差を大魔神馬ヴィルシーナにつけ2冠達成 を配信しました。

追記 (2012年11月25日)
第17回秋華賞をも制して牝馬三冠となっていたジェンティルドンナが 第32回ジャパンカップにも勝利したのを受け 貴婦人ジェンティルドンナがオルフェーヴルをハナ差で抑え牝馬三冠馬としてジャパンC初制覇 を配信しました。

使用写真
  1. ジェンティルドンナ 2014秋天皇賞 パドック( photo credit: urasimaru via Flickr cc

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